2014信進会冬合宿を行いました。
テーマは「教師の授業力の向上」です。
そのために、①分析批評の基礎学習、②道徳の授業づくり、③教材企画会議を行いました。
①分析批評については、『批評の文法〈改訂版〉』井関義久著(明治図書)を読んで書いたレポートを持ち寄りました。
本書に書かれているのは、高校での実践と思われます。それを小学校で授業するためにはどうすればよいか考えました。メンバーの実践によると、いきなり長い文章を分析するのではなく、短歌や俳句などで行うことで、どのように批評すればよいか分かるのではないか、ということになりました。
また、分析批評の学習を行うことの良さも話し合いました。今までの気持ちを想像する、サイドラインを引く、吹き出しに書くといった学習に比べ、積み重ねができるという良さが見出されました。
②道徳の授業づくりについては、東京都道徳教育教材集『心あかるく/心しなやかに/心たくましく』を基に進めました。
人物資料の活用を目指している研究会に参加したこともあり、二宮尊徳(金次郎)、糸川英夫、豊田佐吉を取り上げた資料を基に、3本の授業を作りました。
冬休み明け、それぞれの学級で実践し、更に改良していく予定です。
③教材開発会議については、詩文集に載せる作品を探し始めようとしているところです。
その他、通常の例会のように、レポートを検討したり、一人ずつが5分間授業をしてお互いに見合ったり、3学期単元の教材研究をしたりと、盛りだくさんの内容でした。